電気代で失敗しないために|私が80点で良しと考えた理由

くらしのお得・節約

先に結論を書きます。
電気代は、完璧を目指すよりも「大きく損をしない状態」を作ることが大事です。
私は「80点で十分」と考えています。

電気料金が高くなったからといって、
毎月のようにプランを見直したり、
キャンペーンを追いかけたりするのは、
正直かなり疲れます。

それに、
電気代は固定費の中では大切ではあるものの、
時間と労力をかけたわりに、
得られる効果がそこまで大きくないケースも多いと感じています。

とはいえ、

  • 電気代が高くて困っている
  • 何となく契約したまま見直していない
  • 新電力に変えたけど、これで良いのか不安

こんな状態の人が多いのも事実です。

私自身も、
「電気代って、結局どう考えればいいんやろ?」
と感じて、仕組みを一から調べました。

調べてみると、
電気料金のすべてを理解しなくても、
あるポイントだけ押さえておけば、
大きく失敗しにくい考え方
があることが分かりました。

この記事では、
電気料金が高くなる仕組みをできるだけシンプルに整理しつつ、
私が「80点で良し」と考えた理由をまとめています。

電気代を最安にする方法を紹介する記事ではありません。
「電気代で大きな失敗をしないための考え方」を知りたい方の
参考になればうれしいです。

大前提|電気料金が高くなる理由は1つじゃない

まず前提として、
電気料金は「電気をたくさん使ったから高くなる」
それだけで決まっているわけではありません。

毎月の電気料金は、主に次の4つを合計した金額です。

  1. 基本料金
  2. 電力量料金
  3. 燃料費調整額
  4. 再エネ賦課金

名前だけ見るとややこしいですが、
この中で今回いちばん大事なのは「燃料費調整額」です。

他の項目は、
多少の増減はあっても、
短期間で何倍にもなることはほとんどありません。

一方で、
電気代が「急に高くなった」と感じる原因の多くは、
この燃料費調整額にあります。

燃料費調整額とは?ざっくり言うと

燃料費調整額とは、
火力発電に使われる燃料の価格変動を、
電気料金に反映させる仕組みです。

日本の電力は、
原油・石炭・LNG(液化天然ガス)など、
海外から輸入する燃料に大きく依存しています。

そのため、

  • 燃料価格が上がる
  • 円安で輸入コストが増える

こうした状況になると、
燃料費調整額が上がり、電気代も上がる
という流れになります。

ここ数年で電気代が高止まりしているのも、
この影響が大きいと考えられます。

実はここが分かれ目|上限があるか、ないか

燃料費調整額には、
実は2つのタイプがあります。

  • 上限があるタイプ
  • 上限がないタイプ

この違いが、
電気代の「上がり方」を大きく左右します。

上限がある場合は、
燃料価格がどれだけ上がっても、
電気料金の上昇が一定のところで止まります

一方、
上限がない場合は、
燃料価格の上昇分がそのまま反映されるため、
短期間で電気代が大きく跳ね上がる
ということが起きやすくなります。


「電気代が急に2倍になった」
と話題になったケースの多くは、
この上限がないプランを選んでいたことが原因です。


覚えるのはこれだけでOK

細かい料金計算や、
すべての項目を理解する必要はありません。

今回の記事で覚えておいてほしいのは、
次の1点だけです。

燃料費調整額に「上限があるかどうか」で、
電気代の安定性が大きく変わる

これを知っているかどうかで、
電気代に対する不安はかなり減ります。

私が「旧電力会社でいい」と考えた理由

燃料費調整額の仕組みを調べた結果、
私が行き着いた結論はシンプルでした。

電気代は、安さよりも「安定」を優先したほうが失敗しにくい

その考え方に一番合っていたのが、
地域ごとの旧電力会社でした。

たとえば関東であれば東京電力、関西であれば関西電力、といった地域の大手電力会社が旧電力会社です。


新電力が悪いわけではない

最初に補足しておくと、
新電力そのものが悪い、という話ではありません。

  • 燃料価格が安定している時期
  • キャンペーンがうまくハマる場合

こうした条件がそろえば、
新電力のほうが安くなるケースもあります。

ただしその一方で、
燃料費調整額に上限がないプランが多い
という特徴があります。


燃料価格が上がると、一気に差が出る

燃料費調整額に上限がない場合、
燃料価格や為替の影響を、
ほぼそのまま電気料金が受けることになります。

その結果、

  • ある月までは安かった
  • 次の月から急に高くなった

といった変動が起きやすくなります。

電気代を毎月チェックして、
状況に応じて乗り換えることが苦にならない人なら、
この変動にも対応できるかもしれません。

ただ、私自身はそこまで
電気代に頭と時間を使いたくない
と感じました。


旧電力会社は「値上がり幅を抑える」役割

旧電力会社の従量電灯型プランには、
燃料費調整額に上限があるタイプが存在します。

この上限があることで、

  • 燃料価格が急騰しても
  • 電気代の上昇が一定の範囲に抑えられる

というメリットがあります。

最安ではないかもしれませんが、
大きく損をしにくい
これが、私にとっては一番大事なポイントでした。


電気代に「脳のリソース」を使わない

電気代は、
工夫すれば数百円〜数千円変わることもあります。

ただそのために、

  • 情報を追いかけ
  • 条件を比較し
  • 乗り換えの手続きをする

これを定期的に続けるのは、
正直コスパが良いとは感じませんでした。

それよりも、

  • 電気代は80点を確保
  • それ以上の労力は
    他の固定費や収入アップに回す

このほうが、
トータルでは楽で効果的だと考えています。

旧電力会社なら、どのプランを選べば失敗しにくい?

旧電力会社を選ぶとしても、
どのプランでも同じというわけではありません。

私が「失敗しにくい」と考えたのは、
次の条件を満たすプランです。


基本は「従量電灯型(燃料費調整額に上限あり)」

旧電力会社のプランは、大きく分けると次の3タイプがあります。

  1. 従量電灯型(燃料費調整額に上限あり)
  2. 従量電灯型(燃料費調整額に上限なし)
  3. 市場連動型

この中で、
80点を安定して取りにいくなら①
というのが私の結論です。

理由はシンプルで、

  • 料金の仕組みが分かりやすい
  • 燃料価格が急騰しても上振れしにくい
  • 毎月の変動が比較的ゆるやか

といった特徴があるからです。


「従量電灯型」でも上限なしがあるので注意

少しややこしいのが、
同じ「従量電灯型」という名前でも、
燃料費調整額に上限がないプランが存在する点です。

たとえば、

  • 電気とガスをセットにしたプラン
  • 新しい名称のスタンダードプラン

などは、
燃料費調整額の上限が設定されていないケースがあります。

名前だけ見て選ぶと、
「従量電灯型だと思っていたら、実は上限なしだった」
ということも起こり得ます。


市場連動型は「分かっている人向け」

市場連動型プランは、

  • 燃料価格が安い時期
  • 電力需給が落ち着いている時期

には、
電気代が安くなることもあります。

一方で、

  • 市場価格が急騰すると
  • 電気代も一気に跳ね上がる

という特徴があります。

電力市場の動きを見ながら、
状況に応じて判断できる人であれば選択肢になりますが、
「80点で十分」という考え方とは相性が良くない
と感じました。


迷ったら、まずは「安定重視」でいい

電気料金は、

  • 地域
  • 使用量
  • 時期

によって変わるため、
全員にとっての正解はありません。

ただし、
大きく失敗しないという意味では、

旧電力会社 × 従量電灯型 × 燃料費調整額に上限あり

この組み合わせを選んでおけば、
電気代が原因で大きく振り回される可能性は
かなり低くなると考えています。

私の場合|80点で十分だと判断した理由

私の場合、
自分の住んでいるエリアでは、旧電力会社の従量電灯型で
燃料費調整額に上限があるプランを選ぶことができました。

そのため、
電気代を最安にすることよりも、
「大きく失敗しない状態」を作る方が合っていると感じ、
今はこの選択に落ち着いています。

もちろん、
地域やプランの条件によって最適解は変わると思いますが、
私にとっては
「80点を安定して取り続ける」ことが一番楽でした。

100点を目指す人と、80点で十分な人の違い

電気代の見直しに、
「どこまで時間と労力をかけるか」は、
人によって考え方が分かれます。

ここでは、
100点を目指す人
80点で十分な人の違いを整理します。

100点:最安を目指す(労力大・効果中)
80点:大きく失敗しない(労力小・効果十分)

100点を目指す人

次のような人は、
100点を目指す選択もアリだと思います。

  • 電気代の変動をこまめにチェックできる
  • 料金プランや条件変更を追うのが苦じゃない
  • 少しの差でも最安を狙いたい
  • 乗り換え手続きが面倒に感じない

こうした人であれば、

  • 比較サイトを使って最適プランを探す
  • 状況に応じて旧電力と新電力を使い分ける

といった方法で、
電気代をより安くできる可能性があります。

ただしその分、
考える時間と手間は確実に増える
という前提は必要です。


80点で十分な人

一方で、
次のように感じる人も多いのではないでしょうか。

  • 電気代にそこまで神経を使いたくない
  • 多少の差より、安定しているほうがいい
  • 他の固定費や収入アップに時間を使いたい

こうした人にとっては、
「大きく損をしない状態」を作ること
のほうが大切だと思います。

旧電力会社の
従量電灯型(燃料費調整額に上限あり)を選んでおけば、
最安ではなくても、
電気代が原因で大きく振り回されることは少なくなります。


どちらが正解、という話ではない

大事なのは、
どちらが正しいかを決めることではありません。

  • 自分はどこに時間を使いたいか
  • どこまで不安を減らしたいか

このスタンスによって、
選ぶべき答えは変わります。

私自身は、
電気代については
80点を取れていれば十分
と考えました。


まとめ|電気代は「頑張りすぎない節約」でいい

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 電気料金が高くなる原因は複数ある
  • 特に重要なのは「燃料費調整額」
  • 上限があるかどうかで、電気代の安定性が変わる
  • 旧電力会社 × 従量電灯型(上限あり)は失敗しにくい
  • 電気代は80点を取れていれば十分

電気代は、
頑張れば頑張るほど安くできる分野ではありますが、
その分、時間と労力も必要になります。

「完璧」を目指すより、
大きく失敗しない状態を作って、
他のことに時間を使う

私にとっては、
この考え方のほうが
長く続けやすく、結果的に楽でした。

電気代の見直しに疲れている方や、
何から考えればいいか分からない方の
判断材料の一つになればうれしいです。

💡 まずは今の電力会社のプランを確認して、
「燃料費調整額の上限があるか」をチェックしてみましょう。
それだけでも安心感がずいぶん違います。

コメント